1996年(平成8年)週刊少年サンデー第36・37号〜2005年(平成17年)第3号まで連載。 河合氏の発表第二作目。少年サンデーコミックス全30巻。 帯ギュに続いて長期連載となっている。 競艇というマイナーなスポーツを題材にした新たな世界をつくりあげている。 その河合氏らしい切り口は、競艇というスポーツが いかにも自分の身近なものであるかのような感じを起こさせてくれる。 |
波多野憲二(美人には弱いが負けん気と度胸なら誰にも負けない主人公) |
和久井錠司 (小池グループの一人。以前は性格に問題ありでグループをつくっていなかった。) 洞口武雄(雄大の父。すんごい実績を持つおっさん。) 榎木祐介(競艇界最強の男。整備力からターン技術まで全てが一級品。) 蒲生秀隆(マイペースな強豪レーサー。のんきに構えているようでも、腕は榎木のお墨付き!) 浜岡猛(波多野と似た気質の先輩。そのくせ相談事をよく引き受けている。) 萩原麻琴(女子レーサーの中で1、2を争う実力の持ち主。波多野の高校の先輩でもある。) 城ヶ崎ありさ(その容貌たるやすさまじく、波多野を殴り倒すのは日常茶飯事。) |
競艇場でボートの楽しさを知った波多野は
本栖研修所に入学、卒業し晴れて競艇選手になった。 |
マイナーなスポーツはその分説明が増えてしまうのはしかたのないことだ。 この漫画も例外ではない。しかし、それ以上に楽しめるものだったらどうだろうか。 モンキーターンはそんな漫画だと思う。 波多野と洞口の対戦は私達にも熱い。ライバルとはそういうものなのだろうか。 洞口との対戦はいつでも波多野の節目となっている。 このふたりは競艇選手でいる限りずっと戦い続けるのだろう。 個人的にはまだ少年っぽさが残る本栖時代が好きだ。 だけどその頃はまだ洞口とは「ライバル」になりきっていない。 やはり「競艇場」で、「水の上」で、 ふたりはお互いを戦うべき相手として認め合うのだろう。 |