MonkeyTurnRevew11巻〜20巻



第11巻(萩原麻琴)
フライングを100走以内に2回きってしまった波多野は碧南訓練所でスタート練習をすることになった。そこで同期の河野と小林に再会する。小林は勝率が上がらず悩んでいた。それを知っていた二人は訓練所で小林のモンキーターンを特訓した。
波多野はGT記念競走に出場した。しかし流石に1着をなかなか取らせてもらえない。 そして同時に女子リーグに出場していた小林は恐怖感からまくり差しが出来ず相変わらずの低空飛行だった。しかし波多野の走りを見て「1着をどちらが先にとるか競争だ!」と決める。そしてむかえたレースでは今節一位の萩原と二位の世良が一緒だ。そしてそこで小林は遂にその2艇の内側を差した!萩原との度胸勝負にも負けず1年振りの1着を手にしたのだった。 一方波多野は天候に助けられ1着を取ったが浜岡に「インを取れるようになれ」と言われコース取りの練習を始める。蒲郡のナイターレースでも波多野は絶好調だったが、競艇選手の暗黙の了解である「選手道」に背いてしまい、選手の中で孤立してしまった。インからのレースが出来なくなった波多野だったが持ち前のスタート力で好調を維持しつづけた。愛知の強豪半村に内屋のわざを見せ付けられるも、優勝戦出場は果たす。そしてレース当日、ライバル洞口も見守る中波多野は2コースからのスタートを決め半村との勝負に出た!
小林さんが非っ常〜にかっこよくみえた!もがいて這い上がって遂に強豪を下すっつーのがかっこええ。みっちゃん、やるねぇ〜。!
かっこいいといえば「6コース上等だ!かえって落ち着くぜ!」です。逆境もなんのその。こういう強さが波多野の魅力だすな。でもってちろりと洞口君も登場するし。やはりライバルはライバルなのね〜。


第12巻(洞口武雄)
持ち前の回り足の速さで3度目の優勝を果たした波多野。2度目のGT記念競争を浜名湖でむかえた。しかし今回は本気で勝たなくてはならない理由があった。SG競争に出られるチャンスがめぐってきたのだ。そのためには勝率を稼がなくてはならない。浜名湖で再会したのはあの洞口武雄だった。波多野のレースを見た武雄は波多野に興味を示したが、次のレースで波多野が勝負に出ず勝率を稼ぐ走りをしたのを見て「つまらんヤツだ」と言い放つ。そして油断していた波多野には次のレースで1着を取るしかSGダービーに出る道はなくなってしまったのだ。そしてむかえたレースはなんと武雄と潮崎とともに走ることになった。ベテランと若手のトップである二人の力に圧倒されつつも波多野は後ろから追いかけ続け遂に武雄との一騎打ちとなった!最終ターンマークの勝負はダンプを決めた洞口武雄の勝利だった。そして波多野はボーダーの下がったダービーに出場することとなったのである。
一般戦の多摩川、澄が車で送っていくと言い出した。しかし当日渋滞に巻き込まれ、前検日遅参のピンチをむかえる!そうなるとダービーに出られない!?走って競艇場に向かう波多野のもとに競輪選手の一団が現れ・・・
波多野がつまらんやつだと!?確かに本栖出てからだんだん落ち着いてきちゃったけどさ。・・・そう考えると波多野のはちゃめちゃをよみがえらせてくれたのはこの人だったのかもしれないねえ。オヤジとの勝負、引かなかったからこそかっこいいのだ!引いて勝ちをすっと取るなんて波多野には似合わないのだ!!


第13巻(榎木祐介)
波多野はデビュー2年6ヶ月という驚異的な速さで初のSG出場を向かえた。出場選手の中には小池さん、洞口武雄、そして競艇界で最強の選手榎木祐介の姿があった。その評判に違わず榎木はその強さを波多野に見せ付けた。また波多野のレースを見ていた榎木も波多野に興味を示す。そして予選最終日、予選上位陣と勝負がけの選手が並ぶ中で波多野はSG初一着をとり準優戦に乗れる可能性が出てきた!江上さんのヒントを受け向かえた12レース、なんとそこには洞口武雄の姿にあった!スタートを決めた波多野は愛知の巨人に食らいつく!「またこの小僧か!」武雄はトップに立った波多野に得意のダンプで挑む。しかし波多野は榎木張りのターンスピードでそれをすり抜けた!武雄は失格となり準優勝戦に乗ったのは初出場の波多野だった。準優戦前、波多野は榎木と言葉を交わす。ペラを見せてくれと頼む波多野に「キミが優出できたら見せてやる!」と言う。「ムリか?」「いえ!やります!」と言い放った波多野。準優戦でトップスタートを決め見事優勝戦出場を勝ち取る。
ついにSGだね〜。はじめは榎木さんがこんなに重要視されるとは思ってなかったのよ、私。洞口オヤジとの掛け合いばっかりかと思ってた。強い人が実力を認めるとかすると、一気にその人が強く見えちゃうんだよね。うん。当然のことだけど。洞口オヤジとの対決も予想に反せず大きく取り扱われておりました。オヤジの悔しそうなショックなような微妙な表情にどきりとしたよ。心境が読めんかった。
準優のってすごいな〜と思っていたのだがもっと驚いちゃったね。優出。


第14巻(松永秀明)
波多野は初のSGで初優出する。そして優勝すればそれは競艇の最短記録となるらしい!流石に緊張でふるえる波多野だったが、ボートのエンジンをかけた瞬間ふるえが止まった!いよいよ始まったダービー優勝戦、波多野は最高のスタート、なんと0.00のタッチスタートでスタートをきったのだ!そして一時はトップに立つも榎木の技にのまれ6着に破れてしまった。しかしそれは同期の選手の奮起を促した。洞口雄大もその一人。その彼のもとに父の武雄がやってきた。「お前はこのままでは波多野に勝てない。オレと手を組め。」しかし父を憎む洞口は受け入れなかった。しかし母の見舞いに行った洞口は父の信念を知り、そして競艇にかける情熱を目にし、父に弟子入りすることを決心する。
一方波多野は琵琶湖競艇場で独特のうねりにあい、その攻略法を探る。へこたれないその姿勢こそが強さの秘密だったのである。松永にプレッシャーを与えられつつも和久井とともに優出を果たした。
タッチスタート!タッチスタート!!いつかやるとは思っていたがここできた!!本栖での伏線もしっかり使ってきましたね〜。う〜んスッキリ。
オヤジと和解する洞口・・・・よかったね、おかあさん。ていうかこんなに仲悪いのにきづいてなかったのか!?おかん!!
松永さん、どうにも好きになれん・・・どうしてだろう?



第15巻(沖田龍一郎・光瀬明)
波多野のサポートもあって和久井はGT新鋭王座で優勝した。
そのころ洞口は父とともに大学を訪ねそこで父のプロペラの秘密を知る。そして洞口はそのプロペラで波多野との勝負に挑んできた。新プロペラとモーターが合わず勝率を落とす洞口だったが波多野との勝負では一着を取り「次の勝負が楽しみだ」と言い放つ。
デビューから3年がたち、稼ぎも安定してきた波多野。新しくデビューしてくる後輩沖田と光瀬の世話係を買って出る。沖田はデビュー戦、その次と1着を取る快進撃。ヘタするとデビューした頃の波多野よりも強いかもしれないとまで言われていた。それも気にせずペラ調整に没頭する波多野。その結果沖田との勝負も勝利し優出もする。そしてその節で優勝したのは波多野と同期の岸本だった。
いよいよ先輩だ〜波多野〜。先輩の権威がまもれててよかったのう。純くんの優勝を自分のことのように泣いて喜ぶなんて、なんていい奴〜〜〜〜〜!
洞口との対決、まだ洞口君が調整段階だったから本当の勝負!て感じじゃなかったけど、そんなせりふを言われちゃうとこっちも「次の勝負が楽しみだ」


第16巻(河野一実一家)
2度目のSGに出場する波多野とそれを観戦する洞口と青島。ともに斡旋された節で青島は洞口の新プロペラを目にする。このプロペラだと普通なら最高でも85qしかでないボートを90qまで出すことができるのだ。河野はそのプロペラを見て競艇選手としての挑戦を始める。青島と話すうちに自分の気持ちに気づいた洞口は「近いうちにプライベートであって欲しい」と青島に告白をする。青島は悩んだがOKの返事を出す。
波多野は洞口と鳴門周年記念に斡旋されるが、洞口の驚異的な強さに圧倒される。ともにむかえた優勝戦、洞口はピット離れ直後エンスト。第一ターンマークは榎木と波多野で競り合うも、洞口の超抜モーターにあっというまに抜かされてしまった。優勝は洞口だった。競艇選手たちはスペシャルプロペラの威力を思い知る。しかしそんなペラにも弱点があった。洞口は青島と出かけた時その秘密を青島にあかす。
一方波多野はハワイ旅行から帰り休み明けのレースでも絶好調振りを発揮。そしてそこで洞口のプロペラについての疑問をもち始めた。
洞口君グッジョブ!!君の不器用さが垣間見え、なおかつ素直な感じが出ていてとてもよい告白シーンだったかと。やっと本栖時代からひっそりモーソーしてた希望のカップルが誕生した!!やった〜〜!!にへにへ気持ち悪いくらいにやけてました。でもって「約束して欲しい」のシーン。告白にあんなに緊張してた洞口君があんな積極的になるなんて・・・・・いや私は嬉しかったんだけどね。
波多野とスミちゃんのラブラブ〜も見れてしやわせです・・・・。
「くそおおおーーーー洞口ぃぃーー!!」「どきな」←この対照的な姿は印象的でした。



第17巻(犬飼軍志)
洞口スペシャルプロペラをみて奮起した河野はペラ作りに没頭し家庭を放り出している。それを知った洞口は河野にペラの作り方を教える。それは河野には到底ムリな方法であった。落ち込む河野に犬飼は「洞口にもつけこむ隙はいくらでもある」と断言。
そしてむかえたダービー、波多野は3度目のSGである。波多野は洞口のプロペラに対抗する策を持っていた。直線のスピードをあげるため減量を試みたのである。しかしそのせいで体調を崩し2レース走った時点でもはや追い込まれてしまった。危険を感じた浜岡は和久井に指導を受けるよう勧め次にむかえたレース、波多野は一番不利な6コースに追いやられターンした時点でなんと5番手!万事休すかと思われたが減量の成果から何とか首をつなげる。そして次に組まれたレースで1着を連続でとり、準優に滑り込む。その準優も2着で終え遂に優勝戦に出場した。一方洞口は準優でもスペシャルプロペラの威力を見せ付けるが榎木の走りがプロペラの弱点を少しみせてしまった。
河野さんの没頭振りが怖かった・・・。そして洞口青島カップル、早くもピンチ!!どなたかお医者様はいらっしゃいませんか!!でも洞口君の不器用さを青島さんの優しさがだんだん解消して行くことを願いつつ・・・。
そして再度洞口との対決が・・・!!しかもSGとな!!波多野初日が56のくせに準優乗れるなんてすんごいね。


第18巻(小泉医師)
ついにダービー優勝戦となった。洞口、犬飼、榎木と戦うレース、波多野はトップスタートを決める。2マークでトップに立った波多野、そして洞口のプロペラの弱点も明るみに出てしまったのだった!洞口と並走する波多野、しかし洞口の艇のスピードは次第に落ちていき2番手に!洞口は最後の手段、ダンプで挑むも、波多野の艇はそれをすり抜け遂にSG初優勝をてにしたのだった!
次の節でも波多野は強さを見せ付ける。しかし、福岡競艇場のうねりにつかまった波多野は落水!しかもその時後続の艇に巻き込まれ、なんと手首が手の甲のほうの皮一枚でつながっているような状態になってしまったのだ!病院に送られ手術を受けるも、その痛みに家族をも突き放す始末。痛みが引いた後も指に感覚が全く戻らない。復帰以前に一生手が動くかどうかの瀬戸際だ。そんな時同期の仲間が見舞いにきた。勝木に言われ青島が再度見舞いにきたとき持ってきたスポーツ新聞は波多野の奮起を促した。「もう一度SGに戻りてえんだ!あそこの楽しさを知っちまったから・・・!」そしてギブスをとった波多野はリハビリを始めるのだった。
血が・・・・噴出してましたね。「ぴゅっぴゅっ」と・・・・・ゾワワ〜〜〜!!このリアリティーはなに!?SG優勝後にイキナリこれかいな!!怪我してすごく不安になってる心境が現実のように感じました・・・。(おそらく半分現実でしょう・・・)
消波装置にぶつかった時の洞口君の姿がオヤジそっくりだったよ・・・・・。波多野に借りを返すひがたのしみだぜ・・・・・ふっ。



第19巻(伊岐哲男)
リハビリやトレーニングを続ける波多野は驚異的な回復力を見せる。周りの応援も手伝ってか、あの大怪我にかかわらず半年で現場復帰をすることになった。波多野はボート練習をするが、感覚が鈍り後輩とのレースもなかなか一着が取れないでいた。しかし1週間後にはほぼ回復し、いよいよ正式に復帰することになったのである。澄がデザインした新しいメットを携えて、波多野は怪我をしたあの福岡で復帰戦に挑んだ。そこには波多野とぶつかった艇に乗っていた伊岐の姿もあった。彼もまた九州の若手では強い選手だった。復帰戦であるにもかかわらず無理な走行をしようとする波多野に青島は怒るが、波多野は見事この二人とともに走ったレースで1着を取る。これが最強のB2級の快進撃の始まりだった!B2級でもSGに出場できることを知った波多野は奮起。そして笹川杯で活躍する浜岡の姿を見て早くSGに戻りたい気持ちが募る。その笹川杯優勝戦、洞口と浜岡がトップを争う!
この巻の私にとってのメインは伊岐くんです伊岐君!!!!神出鬼没少年!!もちろん波多野君の復帰もうれしいけどね。でもさ、青島さん。どうせラブラブするなら洞口君とにしておくれよ〜〜!!お願い!!波多野にはスミちゃんがいるのよ〜。心の奥底で波多野への気持ちが切れてないのがなんかムズムズするぅ〜。


第20巻(蒲生秀隆)
SG笹川賞に洞口が優勝!追いつかれて焦る波多野だったが、次に斡旋された丸亀で蒲生に出会い、独特なレース感に触れる。マイペースだが確実なモーター整備、そのセンスは天才的であった。それを見た波多野は整備に対しての挑戦をはじめる。そして迎えた蒲生との直接対決。最終ターンまでトップを争うという好試合だったが波多野はエンスト失格。だがその勝負で蒲生の志気が上がる。そしてその後SGグランドチャンピオン決定戦で洞口が再び優勝!次のSGオーシャンカップで対決だ!!
おいおい洞口君優勝しちゃったよ!追いつ追われつでライバルってのは育っていくんじゃね。 整備士さんを味方につけるところ、波多野の気追いが感じられてすごく良かった。焦りではないのよ。もっと強くなりたい!てのがね、良かった。
そして亜紀さんと和久井さんがイイカンジ!?きゃ〜〜〜これこそ洞口青島カップルに次ぐナイス組み合わせ!早くくっつけ〜い!!
でも伊岐くんも青の洞窟(笑)も出てこなくて寂しかったよ・・・。